SSブログ

熱海七湯 [熱海]

熱海に行ったついでに熱海七湯をまわってきました。
熱海七湯は熱海にある七つの源泉の事です。入浴施設はありませんのでネンノタメ!!


大 湯
古来からの間歇泉で世界的にも有名な自噴泉でした。熱海の温泉神社前にあります。
「大湯」の噴出は昼夜6回で、湯と蒸気を交互に激しい勢いで吹き出し、地面が揺れるようであったといいます。
残念ながら、明治中頃から次第に減少し大正12年に止まってしまいましたが、(大地震の際に再び噴出したこともありました)昭和37年に人工的に噴出する間歇泉として整備、市の文化財として保存しています。
熱海ニューフジヤホテルの奥にあります。

大湯.jpg

NIKON FA Nikkor 1:1.2 50mm P-AUTO FUJI REALA

温泉神社
温泉神社.jpg

NIKON FA Nikkor 1:1.2 50mm P-AUTO FUJI REALA



小沢湯
沢口弥左衛門、藤井文次郎、米倉三左衛門の庭の湯を「平左衛門の湯」と称していました。また、土地の人は小沢にあったので「小沢の湯」とも称しました。
「清左衛門の湯」と同様、人が大きな声で呼べば大いに湧き、小さな声で呼べば小さく湧き出たといわれています。
また、この「小沢の湯」では温泉たまごも作ることができます。 卵は向かいの酒屋さんで売っています。
ホテルアイオラの道を下ったところにあります。
小沢湯.jpg

NIKON FA Nikkor 1:1.2 50mm P-AUTO FUJI REALA



河原湯
このあたりを東浜といい、道もなく石のごろごろとした河原で、温泉が絶えず豊富に湧き出ていて村人の入浴場でした。
湯治客は「大湯」の源泉が主に使われ、他の源泉も限られた家のみが使用するお湯で、熱海村の農民や漁師や近郷の人達が自由に入浴できるのはこの「河原湯」だけでした。
寛文6年(1666年)小田原城主稲葉美濃守が、村民のために浴室を設けてその屋根を瓦葺としたため、「瓦湯」と称したとも言われています。
この湯は神経痛やリューマチなどに効能があり塩分が多く、人が入ると透明な湯が白く濁るほどであったといいます。
東海岸のセブンイレブンの並びにあります。
河原湯.jpg

NIKON FA Nikkor 1:1.2 50mm P-AUTO FUJI REALA


清右衛門湯
昔、農民の清左衛門という者が馬を走らせて、この湯壷に落ちて焼け死んだので、その名が付いたといいます。
明治までは、昼夜常に湧き出てたえることがありませんでした。
人が大きな声で呼べば大いに湧き、小さな声で呼べば小さく湧き出たといわれています。
古屋旅館の門前にあります。

清右衛門湯.jpg

NIKON FA Nikkor 1:1.2 50mm P-AUTO FUJI REALA



目の湯
佐治郎という者の邸内にあったことから「佐治郎の湯」といわれました。
また、この源泉は明治のころは上杉助七という者の邸内にあり、のち新かど旅館の所有になったので「新かどの湯」ともいわれました。
この湯は火傷にも良いが眼病にも効くといわれ、別名「目の湯」ともいいました。
銀座通りにあります。

目の湯.jpg

NIKON FA Nikkor 1:1.2 50mm P-AUTO FUJI REALA


野中の湯
野中山のふもとの、このあたりを野中といいます。
この辺一帯は、泥の中に湯がブクブク噴いて、杖で突くと湧き出したといわれています。
またこのあたりの土は丹(赤色の土)のようで、壁を塗る材料にしました。
江戸時代まではこの「野中の湯」は湧き出るところが浅かったので、そのため、湯をためる湯枡を設けなかったといわれています。
中銀ライフケア熱海咲見20号館前にあります。

野中の湯02.jpg

NIKON FA Nikkor 1:1.2 50mm P-AUTO FUJI REALA



風呂の湯・水の湯
「風呂の湯」は、昔の坂町高砂の庭から湧き出ていました。(今の福島屋旅館の西側)
この湯は外傷に良いといわれ、また、湯気の上騰が盛んでまんじゅうを蒸したり酒を温めたりして販売していました。
「風呂の湯」のそばから1.5メートルほど東のところに塩分のない温泉が湧き出ていました。
淡白無味で真水を温めたようであったことから「水の湯」と名付けられました。
明治11年、大内青巒の熱海史誌には、「淡白無味常水をあたためるもののごとし」と記されています
寛一ホテルのすぐ下にあります。

風呂水の湯.jpg
NIKON FA Nikkor 1:1.2 50mm P-AUTO FUJI REALA

七湯をぐるっとまわって、約一時間ぐらいです。
但し熱海は坂ばかりな町ですから上手く回らないと、登ったり下ったり、また登ったりとなります。
おすすめは写真の掲載順とは異なりますが、
野中の湯ー>小沢の湯ー>清右衛門湯ー>風呂の湯・水の湯ー>大湯・温泉神社
ー>目の湯ー>河原湯
と巡ると高いところから海へ向かっての下り坂の多いコースとなります。

一度巡ってみると面白いですよ。
なお、熱海七湯の解説は、熱海ニュースのHPを参考にいたしました。
nice!(4)  コメント(1)  トラックバック(0) 

nice! 4

コメント 1

PAPA

昔はちょくちょく行っていたのですが最近行ってないな~熱海^^読ませていただきとっても行きたくなりました^^
by PAPA (2009-04-23 06:45) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

浅草散歩04四谷散歩 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。