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4×5の魅惑 02 [カメラ]

今回CrawnGraphicについて少し書いてみます。

アメリカ・ニューヨークのGraflex社のカメラで、SpeedGraphicからフォーカルプレーンシャッターを省略したものです。

所有の4×5サイズ以外に2×3・3×5サイズも有るようです。

まず正面(レンズ側)
DSC_4579.jpg

上部に見える3つの窓が、左からファインダー、中央と右側が距離計の窓です。
連動カム交換方式で、距離を合わせます。(残念ながら標準で着いているもの以外見た事ないです)

この距離計とファインダーが4×5カメラの中でもプレス系の特徴でしょう。手持ちで撮影が可能になるところです。
初期型には、カラート型の距離計が左側面に着いていました。
右側にハンドベルとが着いていてこれで片手で構える事ができます。
左側には、フラッシュ(今のストロボでは無くて電球のような形のフラッシュバルブを焚くもの)を取り付ける金属プレートが有ります。


背面(フィルム側)
DSC_4580.jpg

上面右側が逆ガリレオ型のファインダーとその左側に距離計。ファインダーは一応パララックスが補正されます。
但し、ファインダーの視覚はかなり適当です。ファインダー正面窓に付けるレンズの画角に合わせたマスクもあります。
上側中央に見えているのがスポーツファインダー用の接眼部分です。上部に立てて使用します。

画面中央部分がピントグラスが納められている部分です。  ピントフードも有り良くできています。
この部分は、後に国際規格になったグラフロック規格の本家本元です。


側面
DSC_4581.jpg

縦に長細いプレートがフラッシュを取り付ける部分です。

その下に見える□の部分がシャッターに当たる部分です。


上面のちっちゃなポッチを押すと全面のフタが開きます。

DSC_4582.jpg

レンズボードの下のつまみを正面向きにするとレンズボードがひき出せるようになります。
このカメラでは、付いているレンズの最遠距離位置でとまるようにストッパーをつけているので、自動的に撮影状態となります。

DSC_4583.jpg

倒した前蓋の先端付近に在る銀色のノブがピント調節用のものです。

つづきます・・・・・・

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