BabyRolleiとYashica-44 [カメラ]
この度、Yashica-44を手に入れました。
BabyRolleiと比べてみました。
BabyRollei (GRAY) Yashica-44
発売時期; 1957年 1958年
高さ; 120mm 123.5mm
幅: 64mm 65.5mm
奥行き: 85mm 81.5mm
テイクレンズ:Schneider-Kreuznach Xenar 60mm F3.5 Yashikor 60mm F3.5
ビューレンズ: Heidosmat 60mm F2.8 Yashikor 60mm F3.5
シャッター: SYNCHRO COMPUR MXV (B,1〜1/500) Copal-SV (B,1〜1/500)
焦点調節: 前板繰り出し式 前板繰り出し式
フィルム送り: ノブ式・オートマット式 クランク式・赤窓1枚目出し式
セルフタイマー: なし あり
セルフコッキング: あり なし
露出計: なし なし
二重露光防止装置 あり なし
※ 寸法のみ実際に測りましたので誤差があるかも知れません。
スペックはよく似ています。Yashica-44は訴訟になるくらいですからBabyRolleiをコピーしたとは言いませんがよく真似て!作ったようです。
ほぼ同時期の販売ですがYashica-44の方が後に出ているので合理的で良くできている部分もあります。
実際両者を手にすると、わずかな差なのですが確実にYashica-44の方が一回り大きく感じます。
フィルムの装填はBabyRolleiは軸受け部分が回転してそのままフィルムを落とせばよく使いやすいです。Yashica-44は他のRolleiと同じように側面のつまみを引いてフィルムの軸を入れるタイプです。
フィルムの送りはBabyRolleiは下からうえに巻き、オートマットですからただノブを巻くだけで1枚目が出せます。一コマ毎のノブの回転は1回りちょっと。
Yashica-44は上から下へ巻きます。また赤窓で1枚目を出してからのセミマットです。巻上げはクランクで120°位でスプリングで定位置に戻ります。
背面のシールは使用中のフィルムです。すぐ忘れてしまうので!!
ピント合わせは両者とも左側のノブを回す方式です。 Yashica-44は左側には、フィルム軸の固定ノブが出ているのでごちゃごちゃしています。
ファインダーは両者とも良くできていて操作は簡単です。
フードはYashica-44はRollei2.8C等のように前後分割で折畳み式で簡単方法で折り畳める点で優れていますが。
BabyRolleiはRollei2.8Fと同様な前後左右からの折り畳み式で巧みに収納されます。
矢張り作りはBabyRolleiがとてもキレイにできています。
底面カバーの開け閉めはBabyRolleiは他のRolleiと同じくレバーを回転してつまみを引く方式。Yashica-44は底面の丸いつまみを回してからつまみを引く方式。両者ともとても良い作りです。
そのほか、ファインダーの見え方については、明るいのはBabyRolleiでピントも合わせやすいです。
最大の問題点はBabyRolleiが127フィルムでも金属スプールのもの以外はほぼ使用できないくらいにフィルム収納部分の寸法がタイトにできている点です。
現在手に入るフィルムでは、BabyRolleiはBluefireMuranoを使うのが唯一だと思います。Yashica44はMACOでも大丈夫です。
写りに関しては同時に撮影してはいないので厳密に比較していませんが、Yashica-44の方が色がこってりしているようです。BabyRolleiは決してあっさりした写りではないのですが。それ以上にこってりしています。ボケはBabyRolleiの方が柔らかくキレイです。
どちらにしてもフィルムの面積的には135フィルムと比べて2ワリぐらい大木のですが、鮮鋭度では135フィルムの方が優れているように感じます。両者とも柔らかめの描写でポートレイトには向いています。
2009-04-30 23:42
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コメント(1)
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念願叶って入手しました。
フィルムはひとまずかわうそ商店で手に入れる予定です。
Baby Rolleiもいつかは入手したいと思っています
by kazuleo (2019-11-23 12:07)